目次
G02G03です
ヒデキです。
今回は円弧補間です。(G02,G03)
指令した位置(終点)までを、までを、半径値(R)または円弧の中心座標(I,J)
で指令された大きさの円弧で動きます。
この時の送り速度はF指令で指令された値となります。
回転方向
円弧に沿っての移動方向は、時計回り/反時計回りの2通りありますが、それぞれの指令は
G02/G03で指令します。
G02 時計回り
G03 反時計回り
円弧の大きさの指定
円弧の大きさを指令する方法には、円弧半径値(R)で指令する方法と、
円弧の始点から見た円弧の中心座標(I、J)を指令する。
また プログラムはどちらを使用してもかまいません。
半径R指定
円弧の半径をアドレス”R”で指令し、指令した位置まで円弧に沿って動きます。
円弧回りの指令は、G02またはG03で指令し同じブロックに送り速度を(F○○)で指令します。
時計回りの指令 G02X○○Y○○R○○F○○;
反時計回りの指令 G03X○○Y○○R○○F○○;
この様に指令します。
大円弧、小円弧
2点を結ぶ円弧には、中心位置が異なる2つの円弧(180°以内と180°以上)が存在します
円弧のどちら側を指令するかは、半径指定の「R」に符号を付け指令し
180°以内の円弧には符号は不要で、180°以上の円弧にはー(マイナス)を
付けて指令します。
円弧が全円(1周円)の場合、R○○での指令はできません!
全円を指令する場合は下記の指令(I/J)で可能です。¥
中心座標指定
円弧の中心位置をアドレス”I”と”J”で指令し、指令した位置まで円弧に沿って動きます。
中心座標値は、円弧の始点から見た方向でインクリメンタル値で指令します。
時計回り指令 G02X○○Y○○I○○J○○F○○
反時計回り指令 G03X○○Y○○I○○J○○F○○
全円
全円の場合の指令方法は、通常の中心座標指令による円弧指令と同じです
円の始点から見た方向でインクリメンタル値で指令します。
全円の場合のX、Yの指令値は 移動先が元の位置なので省略が可能です
全円をプログラムする際はX、Yの座標値でなく、回転方向G02/G03 と始点から
見た中心までの距離(I、J)を指令すると考えてください。
今日の一言
教えることは学ぶこと
自分の持つ技術や知識を、後の世代の人たちに伝えると同時に
自らも学続けなくてはいけません。
一人一人がその精神を持つことは
社会全体の発展につながります。